2023.12.01

手づくり絵本コンクール審査結果発表

応募総数154点の中から、次の方々の入賞が決定しました!

絵本作家のはやしますみ先生のひと言も添えて、発表いたします!!

 

【最優秀賞】(図書カード3万円)

 

河合よつはさん(滋賀県立大津高等学校3年生)

『はさむ』

 圧倒的においしそう!食べてみたい!と思わせる力のある絵とリズミカルな言葉。

 サンドイッチにテーマを絞ったことも効果的でした。(はやしますみ先生)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【優秀賞】(図書カード1万円)

濱崎莉央さん(神戸市立六甲アイランド高等学校2年生)

『ムーさんのさんぱつや』

 ポップで軽快な楽しい作品です。コラージュ絵本の強みを活かした手触りも面白く、クライマックスに3場面を使ったことも成功していまし

た。(はやしますみ先生)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

清水歩奈さん(神戸市立六甲アイランド高等学校2年生)

『ぼくのすきないろ』

 自分の内面を見つめるストーリーにチャレンジしていて、ラストシーンでやりたかったことも伝わってきました。

 ストーリー絵本の場合、途中にしかけの遊びが挟まるとおはなしが薄まってしまうのでもったいなく思いました。(はやしますみ先生)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【佳 作】(図書カード5千円)

加藤心奈さん・田中美帆さん(立命館守山高等学校2年生)
『ことばのないおともだち』
 メッセージ性のある結論に向けて組み立てられたストーリーに感心しました。

 絵本として完成させる場合、1見開きに1つの絵で、めくることを意識した構成が重要です。(はやしますみ先生)

 

 

 

向 彩月さん(神戸市立六甲アイランド高等学校2年生)
『すうじのえほん』
 シンプルな数字の絵本ですが、わかりやすくて楽しくページをめくることができました。(はやしますみ先生)

 

 

 

今年度も、滋賀県内だけでなく、静岡、京都、兵庫など全国からの応募をいただきました。
応募いただいた高校生のみなさま、素敵な作品をお届けいただき、ありがとうございました。
入賞されたみなさま、おめでとうございます。
審査員を務めてくださった、絵本作家のはやしますみ先生から以下のとおり講評をいただいております。

 

 今年も手間をかけて仕上げられた力作が揃い、頼もしく感じたコンクールとなりました。ややもすると知育絵本やしかけ絵本に目を奪われがちですが、絵本本来のおもしろさは「めくる楽しみ」「ことばのリズム」を意識したおはなしの展開にあると思います。絵と言葉だけで構成されたものや必然性のあるコラージュなど、表現したいことを的確に捉え、練っている作品を高く評価しました。
絵本に向き合うときは、ぜひ声に出して読んでみてください。シンプルな絵とおはなしの中にも広い世界が感じられると思います。

 

次年度も、高校生から多くの作品が届くことを心よりお待ちしております。奮ってご応募いただきますよう、ひきつづき、よろしくお願い申し上げます。

 

なお、入賞作品は、作者の許可を得て、12/1(金)から12/15(金)まで本学図書館(※1)にて展示しております。よろしければ、入賞作品を手に取り、それぞれの作品の世界観を感じていただけたらと願っております。

 

※1 平日開館時間:8:30~17:00、土曜日開館時間:9:30~13:00

    3日(日)、9日(土)、10日(日)は休館

発信:図書館