2022.03.18

令和3年度 卒業証書・学位記授与式 卒業生代表謝辞のご紹介

令和3年度 卒業証書・学位記授与式 卒業生代表謝辞をご紹介いたします。
コロナ禍での学生生活について、素直な思いが綴られています。 発信:学務課

謝 辞


 暖かな日差しがふりそそぎ、花の蕾も色づきはじめたころではないでしょうか。昨年は、コロナ禍の下、東京2020オリンピック・パラリンピックが開催され、湖国選手の活躍に希望と感動を与えていただき、入学当初とは違った明るい兆しを感じる春を迎えました。
 本日は、秋山学長をはじめ、先生方、そしてご来賓の皆様のご臨席を賜り、第51期卒業生、生活学科55名、幼児教育保育学科119名、ビジネスコミュニケーション学科94名、計268名の卒業証書授与式を挙行していただき、心より感謝申し上げます。私たちが、今日のよき日を迎えることができましたのも、先生方をはじめ皆様のお蔭であり、卒業生一同、心より御礼申し上げます。
 私たちは、学園生活で勉学や課外活動に力を注ぎ、それらの活動を通して貴重な経験を得ることができました。正門前の桜が満開のころ入学してきた私は、これからの学園生活に大きな期待寄せていた矢先、新型コロナウイルス感染症が世界的大流行となり、今までに経験したことのない事態に見舞われました。
 日本全国に緊急事態宣言が発せられ、私たちも自宅待機を余儀なくされました。入学当初から遠隔授業となり、不慣れなことばかりで不安の毎日、学園生活を楽しみに心を膨らませていた私たちに、かつてない試練をもたらせ、人と人との距離を取らなければならない生活に、時には孤独を感じた日もありました。そんな中、時折、先生方から励ましのメールをいただき、そのお言葉は、不安な私たちの心にそっと寄り添ってくれていました。
 そして、緊急事態宣言が解除され、いち早く対面授業の再開を可能にして下さり、やっと始まった学園生活に喜びを感じたと共に、一日一日の大切さ、人との繋がりの大切さを心から感じました。私たちが、できるだけいつもと変りない環境で学べるようにと、先生方はじめ職員の皆様が一丸となってご尽力いただいたことに深く感謝しております。
 本日、私たちは卒業いたしますが、伝統ある滋賀短期大学の第51期卒業生として、誇りと自覚を持ち、これからも学ぶ姿勢、そして努力することを忘れることなく、新たな道を歩んで参ります。こうして二年間というかけがえのない時間を過ごせたことは、何よりも家族の深い愛情と協力のお蔭であると感謝しております。また、在学生や将来本学の門をくぐる後輩たちのキャンパスライフが、より充実したものになりますよう心から願っております。
 最後になりましたが、滋賀短期大学のさらなるご発展とご臨席の皆様方のご健勝、ご多幸を心よりお祈り申し上げ謝辞とさせていただきます。ありがとうございました。

 令和4年3月15日

 第51期 卒業生代表
 ビジネスコミュニケーション学科
 杉本 茉優 (甲西高等学校出身)