ごあいさつ、沿革

ごあいさつ、沿革

ごあいさつ

滋賀短期大学附属高等学校 校長
那須 文英

「不易と流行」という言葉があります。不易とは「どんなに社会が変化しようとも、時代を超えて変わらない価値のあるもの」であり、流行とは「社会の変化に関心をもち、時代の変化とともに変えていくもの」ということです。
創立以来100年を超える歴史を持つ滋賀短期大学附属高等学校には、どんなに世の中が進んでも、変わることなく受け継がれてきたものがあります。それは、「心技一如」の建学の精神であり、創設者中野冨美先生の言葉「如何に時代が移り変わろうとも、人の魂に流行はない」に表される普遍的な人間教育です。
その一方で、教育を取り巻く状況は、めまぐるしく動いています。昨年からの『コロナ禍』の中で大きく進展したのが、ICTを活用した学びの形態です。本校もオンライン授業が普通に行えるようになりましたし、今年がipadの導入の完成年度になり、全学年で授業をはじめ様々な活動での利用、連絡ツール、自主学習の手段として使えるようになりました。
そして、2022年4月には新しい学習指導要領で学んできた生徒を迎えます。その節目の年に、本校の学びが大きく変わります。普通科のみの学科となり、Ⅰ類には3つコースを設けます。普通科でありながら専門科目やコース独自の学校設定科目を多く設置することで、興味関心を喚起すると同時にコースごとに焦点化された学びを深め、自ら選択した進路の実現に向けて努力する生徒を育てます。
また、本校が掲げている「ディプロマ・ポリシー(卒業時に身につけさせておきたい5つの力)」①知識習得力 ②論理的思考力 ③表現力・発信力 ④他者との協働力 ⑤能動的問題解決力 を身につける教育ビジョンは、次期学習指導要領の理念に合致し、どのような入試改革が行われようとも、それに対応できる学力と自立した社会人になる資質の醸成に役立つと考えています。
さらに、海外研修やWebによる英語学習を通じた国際的な視野の獲得、探究学習によるキャリアに対する意識の醸成など、社会の発展に対応し、貢献できる人づくりに全力を注いでいます。
高校時代は、3年間という短い期間ではありますが、子どもから自覚と責任、高い志を持つ大人へと成長するための基礎を築く、人生でも最も大切な時期です。「不易(建学の精神)と流行(進取の教育)」を車の両輪として、学びを深め、学校生活が楽しく、充実したものになるよう生徒の皆さんの夢とやる気を応援していきます。
今後とも本校教育にご支援をよろしくお願いいたします。

学校法人純美禮学園理事長・滋賀短期大学学長
秋山 元秀

 純美禮学園は、大正7年(1918)に生まれた松村裁縫速進教授所という裁縫学校をそのルーツにしています。裁縫を教えるといっても、単に着物を仕立てる技術だけではなく、仕事にむかう姿勢や身だしなみ、また心構えなども含めて教える学校でした。その当時、裁縫というのは女性が社会的に自立するための重要な職業でもありました。
この100年の伝統をあらわしているのが、心技一如という本学園の基本精神です。滋賀短期大学附属高等学校もこの精神を受け継ぎ、学習指導と人格教育をあわせて行うことを理念としています。
人が成長するうえで、最も多感でエネルギーにあふれている高等学校の3年間、勉学はいうまでもなく、部活動や課外活動にも積極的に参加してください。世界を広くみることのできる目を養ってください。そのため、本校ではライブラリー、アクティブラーニング教室、情報室(コンピュータ教室)、マルチホールなど、最新の施設を備えています。これらを十分に活用し楽しく充実した学校生活をおくってください。

建学の精神

『心技一如』とは学園創設者中野冨美の教育方針について、四文字に凝縮した至言です。 中野冨美は『裁縫を教える事(実学教育)』と『人間教育(人格教育)』が相通じると考え、それを教育方針とし、 「如何に時代が移り変わろうとも、人間の魂に流行はない」という言葉で、その教えが普遍であることを示しました。

教育目標

『自ら考え行動し、誠実で思いやりのある 生徒の育成』
目指す生徒像
『誠実』 明るく誠実な生徒
『努力』 目標に向かって努力する生徒
『実践』 広い視野をもち実践力のある生徒

コミュニケーションマーク

純美禮学園の建学の精神「心技一如」にも示される「品性」と「能力」。この二つを兼ね備え、地に足を付けまっすぐ自立する姿をイメージして開発された滋賀短期大学のコミュニケーションマークの意匠を引き継ぎ、滋賀短期大学の附属高等学校であることが一目で伝わるデザインとして設計されました。短期大学のコミュニケーションマークとの統一感は保ちつつ、男女共学校であることに配慮した色彩設計となっています。

沿革

1918年
(大正7年)
中野冨美「松村裁縫速進教授所」を大津市下北国町(現在の三井寺町)に創設
1919年
(大正8年)
「大津裁縫速進教授所」と改称
1926年
(大正15年)
蔵橋町(現在の浜大津二丁目)に校舎移転
1928年
( 昭和3年)
「大津裁縫女学校」設立、中野冨美 校長に就任
1931年
( 昭和6年)
「大津高等裁縫女学校」に組織変更(実業学校令による)
1937年
( 昭和12年)
新校舎竣工、大津市梅林町に移転
1944年
(昭和19年)
「財団法人純美禮学園」設立
「滋賀高等女子実業学校」と校名変更
中野冨美 理事長・校長に就任
1948年
(昭和23年)
「大津家庭高等学校」と校名変更
学制改革に伴い新制高等学校に組織変更
1951年
( 昭和26年)
私立学校法の施行に伴い「学校法人純美禮学園」に組織変更
1956年
( 昭和31年)
制服制定
1961年
( 昭和36年)
「滋賀女子高等学校」と校名変更(家政科)
1962年
(昭和37年)
新校舎(現2号館)竣工、大津市朝日が丘に一部移転
1963年
(昭和38年)
講堂兼体育館竣工
1966年
(昭和41年)
松村信蔵 第2代理事長に就任、松村花 第2代校長に就任
1970年
(昭和45年)
普通科設置(家政科と普通科の2学科となる)
「滋賀女子短期大学」大津市竜が丘に開学
1968年
(昭和43年)
校舎増築竣工(現1号館)、大津市朝日が丘に完全移転・統合
1972年
( 昭和47年)
滋賀女子高等学校に「中野冨美記念館」竣工
1976年
(昭和51年)
原山淑夫 第3代理事長に就任
1980年
(昭和55年)
創設者中野冨美遺訓碑建立、「滋賀女子短期大学附属幼稚園」大津市竜が丘に開園
1981年
(昭和56年)
中野幹夫 第4代理事長に就任
原口清一 第3代校長に就任
1982年
(昭和57年)
普通科棟(現3号館)竣工
1987年
(昭和62年)
市川徹夫 第4代校長に就任
1988年
(昭和63年)
学園創立70周年記念式挙行
第二体育館竣工
1989年
(平成元年)
1・2号館内外装改修完成
校舎全館の集中暖房設備完成
1990年
(平成2年)
普通科棟増築竣工(現3号館)
1991年
(平成3年 )
第一情報処理実習室完成
1992年
(平成4年 )
川道博 第5代校長に就任
1995年
(平成7年 )
辻一信 第6代校長に就任
1997年
(平成9年 )
学科改編(普通科・生活創造科)
制服改定
1998年
(平成10年)
夏期海外研修開始(オーストラリア)
校舎全館の冷暖房設備完成
1999年
(平成11年)
「第一体育館」改築竣工(旧講堂兼体育館跡地)
2000年
(平成12年)
武村静文 第7代校長に就任
2002年
(平成14年)
第二情報処理実習室完成
山田義和 第8代校長に就任
2003年
(平成15年)
海外研修旅行を開始
2004年
(平成16年)
松村文夫 第5代理事長に就任
2005年
(平成17年)
3学期制を4学期制に変更
2008年
(平成20年)
「滋賀短期大学附属高等学校」と校名変更(男女共学とする)
制服改定
2010年
(平成22年)
生活創造科から人間総合科に改名
村田千栄子 第9代校長に就任
2号館耐震工事完了
2015年
(平成27年)
那須 文英 第10代校長に就任
2018年
(平成30年)
人間総合科から生活デザイン科に改名
学園創立100周年記念式挙行
校舎改築竣工(現1号館)
2021年
(令和3年)
秋山元秀 第6代理事長に就任