2025.11.05

世界農業遺産「琵琶湖システム」を学ぶ特別講義を開催しました

 令和71024日、ビジネスコミュニケーション学科「地域づくり論」と生活学科「世界と地域の食文化」の合同授業として、滋賀県農政水産部農政課の澤井幸野氏を講師にお迎えし、『世界農業遺産「琵琶湖システム』をテーマとした特別講義を開催しました。

  講義では、令和4年に世界農業遺産に認定された琵琶湖システムについて教えていただきました。琵琶湖を中心に、森・里・湖がつながる循環型の農林水産業、人々の暮らし、それらの営みの中で発展してきた千年以上続く伝統漁法「エリ漁」や、鮒ずしに代表される食文化などが紹介され、学生たちは滋賀の自然と暮らしの深い結びつきに触れました。

  また、魚が水田で産卵する「魚のゆりかご水田」や、森林保全活動「漁民の森」など、人と自然が協働する取組みについても具体的な映像や事例とともに説明がありました。講義の後半では、環境に配慮して育てられた新品種米「きらみずき」の紹介も行われ、地域農業の新たな挑戦にも理解を深める時間となりました。

  学生からは「滋賀の環境と食文化に誇りを感じた」「琵琶湖システムを自分の目で見に行きたい」などの感想が寄せられました。

  本講義は、滋賀県、琵琶湖への理解と愛着、そして持続可能な社会を考える貴重な学びの機会となりました。

発信:デジタルライフビジネス学科事務室